関節リウマチについて
東洋医学では関節リウマチのことを「痺(ひ)」といい、この「痺」は以下の4タイプあるとされています。
①「風痺」
体の中に風が吹いているように、あちこちが痛くなったり、筋肉痛のような痛みが特徴で、初期症状に多くみられます。
②「熱痺」
患部に強い炎症症状が起きているのが特徴で、赤く腫れ、熱感があり、痛みが激しいのが特徴です。
体に熱がこもる感じもあり、患部を冷やすと楽になります。
③「湿痺」
水分代謝が悪く、体に余分な水分がたまり、水の流れが悪いことで痛みが出ます。
患部が腫れたり、重い痛みが特徴で、梅雨や雨の日に悪化する傾向があります。
④「寒痺」
体が冷え、血流が悪くなっていることにより、痛みが出ます。
血色が悪く、固定的な強い痛みを感じ、冷やすと悪化し、温めると楽になります。
以上の4タイプは坐骨神経痛などの神経痛や膝痛や痛風、五十肩などの関節痛にも当てはまります。
当院では、以上の4タイプのどれに当てはまるかを見極め、タイプに応じたツボに「はり」「お灸」を施し、体を悪化している状態から回復する状態へと向かうようにします。
関節リウマチは
関節の痛み→関節の腫れ・痛み→骨の変形→運動制限
の順で進行します。
回復する際は
運動制限→骨の変形→関節の腫れ・痛み→関節の痛み
の順に良くなりますが、発症してからの日が経てば経っているほど時間がかかります。
鍼灸治療では、一度変形してしまった関節は元通りには戻りませんが、痛み軽減させるこや、変形の防止の効果があります。
関節の痛みがひどく困っている方、薬を飲んでいるが効果を実感できていない方、薬の量を減らしたい方は、ぜひご相談ください。
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鍼灸院・至
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