五月病について 自律神経の乱れ
五月の連休を終えてから・・・・
・気分が沈んで憂うつ
・他人と会うのが面倒くさくなった
・気持ちが落ち着かずじっとしていられない
・息苦しくなったり動悸がする
・通勤通学をする前後最中に体調が悪くなる
・好きだった趣味をやるのがおっくうになった
・朝になると仕事や学校に行きたくなくなる
上記に当てはまる方、それ五月病かもしれません。
○五月病とは
五月病とは、五月の連休を過ぎたあたりからうつ的な状態になることをいい、主に新入社員や学生に多く見られます。
四月は進学、就職、配置転換などで環境が大きく変わる季節。
新しい環境にうまく適応できず、あるいは適応しようと頑張りすぎて、うつ的な状態になってしまうことがあります。
また、春は気温や気圧の変化が激しいことから、自律神経が乱れやすい季節でもあります。
気持ちがよくて過ごしやすい反面、ボーッとすることが多くなり、記憶力や集中力に欠けやすくなります。
○五月病になりやすいタイプ
・几帳面できっちりしている人
・おとなしく内向的な人
・完璧主義な人
・感情を表に出さない人
・気配り気遣いができる人
上記のように、真面目で責任感が強く、頑張りすぎる人は、環境に適応しようとして自分を抑え込んでしまいます。大きなストレスを感じてしまい、発症しやすくなります。
○五月病と自律神経
五月病の症状は自律神経と密接な関係があると考えられます。
自律神経には、生命活動に必要な呼吸・循環・消化・代謝・体温調節などをコントロールする働きがあります。
自律神経には「活動する神経」と「休む神経」があります。
主に日中に身体を活動的に動かす神経を交感神経といい、夜やリラックス時に活性する神経を副交感神経といいます。
二つはシーソーのようにバランスをとっています。
自律神経は生命を維持する自動制御装置なので、自分の意思ではコントロールできません。
意識的に脈拍を速くしたり血圧を上げたり下げたりできませんよね。
身体のあらゆる器官は交感神経と副交感神経の二重支配によって調節されています。
この自律神経が乱れると、五月病の症状のように、めまい、ほてり、冷え、倦怠感、不眠、眠気、起床困難、疲れやすい、力が入らない、フラフラする、立ちくらみ、発汗、頭痛、耳鳴り、胃腸障害、動悸などの症状が起きます。
なので、五月病は自律神経の乱れた状態であるといえます。
○自律神経を整えるポイント
自律神経の乱れを改善するには、やはり“規則正しい生活”をすることがおすすめです。
以下のようなことを心掛けると、改善されやすくなります。
・朝起きたら朝日を浴びる
体内時計をリセットし、自律神経の調子を整えるためには朝日を浴びましょう。
・シャワーではなくぬるめのお風呂にゆっくりつかる
ぬるめのお風呂にゆっくりつかることで代謝を活発にします。
・適度に運動する
日中に適度な運動で体を疲れさせておくと、夜は熟睡できるようになります。
・好きなことをして、ストレスを発散する。
ストレスは自律神経を乱す大きな要因。好きなことをして気分リフレッシュ。
・寝る前にパソコンやスマホ、テレビは見ないようにする
寝る前は、交感神経を刺激するパソコン・スマホ・テレビの使用を控えましょう。
○五月病の鍼灸治療
当院の鍼灸治療は、太い鍼や、電気などは使わず、細い鍼と気持ちの良いお灸用いて優しい施術をしています。
気持ちの良い施術で、適切なツボを刺激することにより、自律神経のバランスが整い、内臓の疲れや筋肉の緊張が取れていきます。
もし、五月病の疑いかなと思ったり、体の怠さが取れないようでしたら、ぜひ鍼灸治療をお試しください。
鍼灸院・至
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光シャンブル生田1F
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