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生田駅徒歩3分の鍼灸院・至

各疾患について

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中村 至行
院名
鍼灸院・至
院長名
中村 至行(ナカムラ ムネユキ)
院長プロフィール(経歴)
鍼灸学校卒業と同時に、はり師・きゅう師 国家資格取得
鍼灸院・鍼灸整骨院で8年勤務 
2014年10月に神奈川県川崎市の生田で独立開業
所属団体
古典鍼灸研究会(付脉学会)
日本内経医学会
院連絡先(予約用)
044-322-8779

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2024年2月

風邪、かぜ症候群、感冒症状、インフルエンザについて

2015年11月14日

 

鍼灸治療で「風邪」の施術ができることはご存知でしょうか?

「えっ、風邪に対して鍼灸治療なんてできるの?」と、思われた方の為に、今回は、東洋医学における「風邪」ついて、お伝えします。

 

東洋医学では、風邪の原因は弱った体に「寒邪」といわれる冷えの邪気が体に入り込んでなるとされています。

 

『傷寒論(しょうかんろん)』という1,800年前位前の医学書には、この「寒邪(かんじゃ)」がどこまで深く入り込んでいるかを、六段階に分けて説明されています。

 

第一段階:悪寒(あるは悪風)、発熱、頭痛、項(うなじ)が強ばるなど。

第二段階:腹満痛し食欲不振。高熱自汗。とくに夕方になると高熱になる。悪熱。便秘、譫語(うわごと)など。

第三段階:悪寒、悪熱。熱くなったり寒くなったりくるくる変わっていく。目眩(めまい)、耳鳴り、口が苦いなど。

第四段階:腹満し時々痛みあり。嘔吐、下痢。下痢は水のような便が出る。熱はないけど、無気力になって物が食べられない。動く気力がないなど。

第五段階:ますます元気がなくなり、臥床してうつらうつらしているなど。

第六段階:顔色は赤みがかっているが、下半身は冷え、咽が乾き、胸が熱く、空腹だが飲食できないなど。

 

また、『傷寒論』には、こういうときには、こういう治療をしなさいと載っています。

例えば第一段階では、発汗させなさい。第二段階になると、便通をよくしなさい。ひどいようだと下痢するようにとも記載されています。

 

東洋医学では、望(みる)、聞(聴く、嗅ぐ)、問(問いかける)、切(触れる)の四診を用いて、現在どの段階なのかを見極めます。

 

そして、その段階に合った治療(漢方薬の処方や鍼やお灸など)をしていくのです。

 

よく「風邪を引いたら葛根湯」なんていう話がありますが、「葛根湯を飲んでも効かない」という人がいます。

それは、葛根湯に罪があるのではなく、飲む時期を外している可能性があるからです。

葛根湯が効果を発揮するのは、第一段階から第二段階です。

寒気がしたり、項(うなじ)あたりに強ばりを感じた時に飲むのがベストなのです。

 

そういうわけで、東洋医学には風邪を徹底した考え方で治す術があります。インフルエンザであろうと同じです。

 

では、現代医学ではどうでしょう。

主に原因はインフルエンザ、ライノウィルス、RSウィルス、アデノウィルスなどのウィルスが原因とされています。

治療方法は・対処療法(安静、栄養補給、解熱鎮痛、消炎薬、鎮咳薬、去痰薬)・抗菌薬であり、主に対処療法になります。

抗生物質が出されることもありますが、抗生物質は菌に効くものであり、ウィルスには効果が期待できません。細菌による二次感染の為であり、風邪を治すものではないようです。

 

一般的にドラックストアなどで販売している「風邪薬」は、、風邪の症状を緩和するための薬であって、治す為の薬ではないのです。

効能の欄を見ても風邪を治すとは書かれていないんですね。

 

当院では、四診を用いることはもちろん、とくに脈診に力を入れています。

 

脈診で、どの段階なのかを見極め、鍼と灸を用いてツボを刺激することにより、崩れた体のバランスを整え、失われていた本来の働きを取り戻す施術をします。

 

風邪を引いた、もしくはなかなか治らなくて困っている方は、ぜひ東洋医学による鍼灸治療をお試しください。

 

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鍼灸院・至
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