NHK大河ドラマに曲直瀬道三を。
先日、2017年のNHK大河ドラマが柴咲コウ主演「おんな城主 直虎」になったと発表されました。
最近は「花燃ゆ」の吉田松陰の妹をメインにしたりと、あまり名の知れていない人物がメインになることが多くなってきましたね。
こういう話題になると、いつも思ってしまうことがあります。
戦国時代の名医、曲直瀬道三はやらないのかなと。
曲直瀬道三と聞いて、「んっ?」と思う方が多いと思うので、簡単に紹介します。
曲直瀬道三(まなせどうさん)
1507~1594年。京都柳原生まれ。
10歳。般若心経、首楞厳経(しゅりょうごんきょう)、法華経などを学ぶ。
22歳。日本最古の学校、足利学校に入学。経史と諸史を学ぶ。
25歳。医聖、田代三喜(たしろさんき)と出会い、門に入り、医学を学ぶ。
40歳。憎籍を脱して俗に還り、医を専らにする。将軍、足利義輝の侍医となる。
60歳。毛利元就の病、中風(現代でいう、脳血管障害)を治す。
68歳。医学書『啓迪集』(けいてきしゅう)を著わす。これを正親町天皇に献じる。
69歳。織田信長から蘭奢待(らんじゃたい)の伽羅香木(きゃらこうぼく)を賜る。
70歳。徳川家康に拝謁する。
78歳。九州大分のヤソ教学院長フイゲレイドの奇病を診したことによりヤソ教に帰依し、オルガンチノより洗礼を受け、ベルショールの教名を与えられる。
88歳。1594年1月4日、死去。
いかがでしょうか。戦国時代を生きた医者で、足利義輝、毛利元就、織田信長、徳川家康等、有名武将と関係を持っていたことがお分かりかと思います。
他にも、千利休や松永弾正、三好長慶とも繋がっていたようです。
もともと仏教憎侶だったのに、晩年は洗礼を受けたのも驚きです。
他にも曲直瀬道三には、いろいろと面白い逸話がありますが、長くなるので、また次回に。
韓国では朝鮮の名医である、ホジュンのドラマが放送され、63.5%という超高視聴率が記録したそうです。
その後、韓国では伝統医学が見直され、鍼灸や湯液(漢方薬)が人気になったそうです。
NHK大河ドラマで、戦国時代の名医、曲直瀬道三を放送したら、鍼灸の知名度が上がるかも。
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