ストレス社会における健康法
日頃のストレスが原因で、「イライラしやすい」「何をするのにも焦る」「落ち着かない」という精神的症状から「胃が痛む」「頭が痛む」「めまい」がするなど、身体的症状を感じることはありませんか?
それはカラダが「上実下虚(じょうじつげきょ)」(上半身に気や血が上って強くなり、下半身が弱っている現象)の状態である可能性があります。
この「上実下虚」の状態で過ごし続けていると、高血圧、冷え性、喘息、バセドウ氏病、脳血管障害、更年期障害等、様々な病気に罹ることも。
今回は、この「上実下虚」を解消するために意識してほしいことを挙げたいと思います。
○ゆっくり深呼吸をする
姿勢は座位でも立位でも構いません。大事なことはできるだけ、力を抜いてすることです。
①まず、ゆっくり20秒くらいかけて口から息を吐きます。
(呼吸の呼は吐くこと。まずはゆっくり吐きます。)
②次にゆっくり20秒くらいかけてへその下10㎝を意識しながら鼻から息を吸います。
(吸うときは、コーヒーなどの香りを吸うようにゆっくり吸います。この時に下腹部に意識を集中させることにより、下腹部が膨らんでくることが分かると思います。)
③次に下腹部を意識しながら20秒くらいかけて息をゆっくり吐きます。
④このあとは②と③を繰り返します。
(5分以上時間をかけてやるといいです。)
20秒がきつかったら15秒でも構いません。ゆっくり呼吸することが大切です。
この呼吸法は一日何回やっても大丈夫です。だって呼吸ですから(笑)
一日のなかで5分でもいいので、集中して呼吸する時間を作りましょう。
○ゆっくり散歩をする。
ダイエット、運動不足のために腕を大きく振ってウォーキングをしている方もいらっしゃるかと思いますが、ここではゆっくり歩くことをおすすめします。
中国の健康法である「太極拳」、インドの健康である「ヨガ」。どちらも共通することはゆっくり動くことです。
ゆっくり動くことで、頭に上ってる気と血を下げようとしているんですね。
なので、早歩きすると反って「上実」になってしまうので注意が必要です。
お花などを見ながら四季を感じ、一日20~40分位ゆっくり散歩できると、下半身も鍛えられ「上実下虚」を解消できます。
○鍼灸治療を受ける
鍼灸治療には、「上実下虚」の状態を緩和させる方法があります。
自覚症状があってもなくても、日ごろから鍼灸治療を受ける事により、上下のバランスが整い、ストレス症状が緩和されリフレッシュした状態で過ごせるようになります。
ここでは、「上実下虚」を解消するために、呼吸法、散歩、鍼灸治療をあげましたが、他にも方法はあります。
ゆっくりした時間を作り、「上実下虚」を改善し、ストレスに強いカラダづくりをしていきましょう。
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鍼灸院・至
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