人はなぜ病気になるのか ~東洋医学~
2015年03月30日
日増しに温かくなり桜も満開になりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
「春は体調を崩しやすい」と言われていることから、人はなぜ病気になるのかを東洋医学の観点から説明したいと思います。
人は病気にかからないようにする力、抵抗力と、病気にかかっても治そうとする力、自己治癒力を持っています。これを東洋医学では正気(せいき)といいます。
細菌やウィルス或は気候の急激な変化など、人体に悪い影響を及ぼすものを邪気といいます。
本来正気がしっかりしていれば邪気攻撃されても、抵抗力と自己治癒力が働き、病に伏すことはありません。
しかし、正気が弱っていると邪気に侵されやすくなります。よって病気になるのです。
例えば食中毒があります。
牡蠣を食べに食事に行ったときに、同じものを食べているのに牡蠣にあたる人と、あたらない人っていますよね?
そう、牡蠣にあたった人は正気が弱っている人で、あたらなかった人が正気が強い人と言えるのです。
鍼灸医学にはこの正気を補うことが基本にあります。
定期的に鍼灸治療を受ける事により、正気が補わられ、病の予防につながります。
正気を補い、楽しい毎日を過ごしましょう。
小田急線生田駅北口徒歩3分 川崎市多摩区生田の鍼灸院 鍼灸院・至