雷とお米の雑学
暑い日が2日続きなぁと思ったら、今日は突然の雨と雷。
夕立が起きると夏の到来を感じますね。
ところで、「雷が多いとお米が豊作になる」って聞いた事ありますか?
「雷」という字は、「雨」に「田」と書きます。
なんかこれだけでも、雷とお米の関係を感じるのですが、実は他にも色々とあるんです。
今回はそんな雷とお米の雑学をちょっとお話したいと思います。
○雷の別名は稲妻
雷の別名を稲妻と表現されることってありますよね?
信仰心が現在よりもずっと強かった昔の人々は稲の実る時期に雷光が多いことから雷光が稲を実らせると信じていたそうです。
稲の実りに欠かせない、いわば妻のような存在であることから「稲妻」という言葉が生まれたという説があるのです。
昔は夫婦や恋人がお互いに相手を男女に関係なく「夫」「妻」ともに「つま」と呼んでいたそうです。
稲妻は「稲の夫(つま)」から生まれた意味の深い言葉なんでしょうね。
○科学的根拠もある
稲妻と稲の生長には科学的根拠があるそうです。
空気中に電気火花を飛ばすと、N2とO2とが化合して窒素酸化物ができるそうです。
このことから、雷と空気が反応して窒素酸化物が生成され、それが雨水に溶けてHNO3となり、地中に入って他の物質と化合し硫酸縁となって稲に吸収されるという流れになり、美味しい稲ができるという話なんです。
○神棚にも稲妻が
神棚を見たことってありますか?
神棚には神鏡、榊立て、神酒壺、水玉(水入れ)、かわらけ(お米、お塩を入れる皿)、しめ縄などの神具が設置されています。
そのしめ縄から、ひらひらと白い紙が垂れ下がっているのを見たことはないでしょうか?
正式名称は「紙垂(しで)」というのですが、一説に雷つまり稲妻をイメージしているというのがあります。
農耕民族だった日本人は、稲が豊作になるために、稲妻を神棚に飾ったのかもしれませんね。
こんな感じで今回は雷とお米に関する雑学を取り上げました。
因みに雷の多い群馬では「ゴロピカリ」というお米の品種があるそうです。
きっと雷(稲妻)が名前の由来なんでしょうね。
鍼灸院・至
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