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生田駅徒歩3分の鍼灸院・至

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中村 至行
院名
鍼灸院・至
院長名
中村 至行(ナカムラ ムネユキ)
院長プロフィール(経歴)
鍼灸学校卒業と同時に、はり師・きゅう師 国家資格取得
鍼灸院・鍼灸整骨院で8年勤務 
2014年10月に神奈川県川崎市の生田で独立開業
所属団体
古典鍼灸研究会(付脉学会)
日本内経医学会
院連絡先(予約用)
044-322-8779

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2024年4月

『あさが来た』の肩凝り 肩こり

2016年01月21日

今日1月21日(木)のNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』で、あさと新次郎と会話で「肩が凝る」という会話がありましたね。

この会話を観ていた私は、「肩凝り、夏目漱石の造語説」をふと思い出しました。

 

「肩凝り、夏目漱石の造語説」とは、

「肩が凝る」の初見は、夏目漱石の『門』で、

「ぼくは落語家小さんの表情動作などは、壮士俳優のやるより餘程旨いと思ふ。人が賞める高田などは、芝居のために芝居をするやうで、肩が凝つて面白くない、餘程不自然だ。」

「肩が凝って」であり、夏目漱石の造語ではないかという説です。

 

この『門』は1910年に朝日新聞に掲載されました。

『あさが来た』のモデルである広岡浅子は1849年~1919年の方ですので、まだ若いあさは、まだ『門』を読んでいたとは思えません。

 

となると『あさが来た』では、この「夏目漱石の造語説」を否定したことになりますね。

 

一時、この「夏目漱石の造語説」が有力だったのですが、今では「江戸時代説」が有力のようです。

 

因みに江戸時代の医学書『病名彙解(びょうめいいかい)』([1686年)を見ると「痃癖(げんぺき、けんぺき)」という病があり、ここに

「俗にウチカタト云リ項肩ノ強急スルノ也 或ノ人曰拳ヲ以テ肩ヲウツトキハココロヨキ故ニ打肩云リ……」

と記載されています。

 

よく「ケンビキ、ケンビキ」と言って肩甲骨を引っ張って欲しがる患者さんがいるのですが、おそらくこの「痃癖」が由来かと思います。

 

因みに中国伝統医学では「痃癖」は、肩こりではなく、腹部の病とされています。

いつの時代か、日本では腹部の病が、肩こりになってしまったのでしょう。

 

肩こり

 

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