内臓の不調が原因の肩こり
肩こりのことで、以下のようなことで悩んではいませんか?
・マッサージに行ってもその場しのぎで次の日には元に戻ってしまう
・ストレッチをかけてみたけど、なかなか変化が感じられない
・入浴をしても楽にならない
・片側だけ妙に凝る
・日増しに酷くなってきている
このようなことで悩んでいる方
もしかすると、その肩こりは『内臓疲労』や『内臓疾患』によって引き起こされているかもしれません。
○肩こりとは
肩こりとは、首や筋肉がこわばり、だるく重苦しい感じがすることをいいます。
一般的な原因としては、生活様式に起因しているものがあり、デスクワークや読書、スマートフォンの使用など、同じ姿勢で作業をしていることがあげられています。
このことは、良く知られているのですが、もうひとつ大事な原因があります。
それは、内臓の異常からくる肩こりです。
内臓と肩こりが関係があるのをご存知でしたでしょうか。
○内臓の異常による肩こり
では、なぜ内臓に不調が起きると肩こりを感じるのでしょうか。
人の身体には『内臓体制反射』というものがあります。
これは簡単に言うと、内臓で起こった負担や異常が筋肉や皮膚の硬さをうむという身体の現象のことを言います。
例えば、下痢をしてお腹が痛くなったとします。
そうすると一様にお腹を押さえて、腰を丸めてお腹の痛みを和らげようとします。
お腹が痛い人が胸を張って歩いている姿なんて見たことはありませんよね。
これは、腸の調子が悪いので、その上の筋肉(腹筋)を縮めて固くして内臓を防御しようとする働きによって起こっているのです。
この現象は、腸に限ったことではありません。
あらゆる臓器で起こります。
例えば、肝臓が悪くなれば、右の肋骨部や右の背中の筋肉が硬くなるし、膀胱が悪くなれば、下腹部や腰が痛くなってきます。
○内臓による肩こりの特徴
内臓による肩こりには特徴があります。
それは、マッサージやストレッチ、入浴などをしても症状が軽減しないことです。
筋肉疲労によるものであれば、首肩まわりの血流を良くすることをすれば、回復するのですが、内臓由来による肩こりの場合は回復しません。
○右肩?左肩?肩が凝る場所と内臓
各臓器によって、肩の凝りや痛みを感じる場所があります。
・心臓
特に左側の肩や背中に見られます。
もし、強い胸の締め付けや胸と背中が突き刺すように痛みがあるようでしたら、狭心症や心筋梗塞の疑いがあるので、注意が必要です。
・肝臓、胆嚢
肝炎などの肝臓障害があると、肝臓の上の横隔膜が刺激され、肩の動きに影響が出ます。右の首部分から肩の後ろにかけての痛みも見られます。
・胃腸
下痢や便秘などの不調があるときは、肩甲骨の間の痛みや凝りを感じることがあります。
・肺
肺結核や肺膜炎になると、咳やだるさ、微熱などの症状が起こりますが、初期症状として肩や背中にこり、だるさが出ることがあります。
○鍼灸院・至では
当院では、治療以外にも問診にも力を入れています。
身体の状態を詳しく伺うことにより、病院への受診を勧めるべきかどうかを判断することができます。
当院の鍼灸治療は、五臓六腑(内臓)に着目し、施術しています。
伝統鍼灸医学では、五臓六腑の働きがしっかりいていることで健康な生活が送れると考えられており、五臓六腑の状態が悪くなると、身体全体の状態が悪くなり、あらゆる症状や病気が生まれます。
当院では、この五臓六腑の状態を把握する為、手首の脈をみる脉診(みゃくしん)と、お腹の状態をみる腹診(ふくしん)をしています。
脉診も腹診も伝統鍼灸医学には欠かせない優れた診断方法です。
手首の脈とお腹を確認し、適切なツボに鍼とお灸で刺激すると、カラダに変化が起きます。
肩こりの場合、普通に考えたら肩だけに施術をすると思うのですが、五臓六腑にアプローチすることを主にしているので、肩のみの施術は致しません。
全体を捉えて施術をするので、肩コリ以外の場所、症状にも効果を得ることができます。
マッサージに行ってもその場しのぎになる。
ストレッチをかけてみたけど、なかなか変化が感じられない。
入浴をしても楽にならない。
このようなことでお悩でしたら、ぜひ伝統鍼灸医学による、鍼灸治療を受けてみてください。
鍼灸院・至
http://89-itaru.com
住所:神奈川県川崎市多摩区生田8-8-9
光シャンブル生田1F
TEL:044-322-8779
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