寝違え 首の痛み 動かない
・朝起きたら首が痛くて動かなった!
・急に首が痛くなって気持ち悪い。
・朝、起きてから首が痛くて腕がしびれている。
上記のような寝違えを経験したことはありますか?
私は以前よくやりました。
シャワーを浴びる時、着替える時、仕事をしている時など、動くたびに痛みが出て、日常生活に支障が出るほどたいへんでした。
今回はそんな突然起きる首の痛み「寝違え」について載せたいと思います。
○寝違えの原因ってなに?
寝違えとは、別名「突発頸項痛」とも呼ばれ、中医学では「落沈(らくちん)」とも呼ばれています。
原因は様々で、寝る姿勢が悪かったり、枕が合っていないなどの睡眠時の問題や、慢性的な首のコリや肩コリ、肩甲骨周りのコリなど、筋肉の問題。他にも、頸椎の変形や、頸椎ヘルニアなど骨まわりの問題などがあります。
最近では、腋の下にある「腋窩神経(えきかしんけい)」が長時間圧迫されることにより、起きているとも言われています。
○寝違えのセルフケアの注意点
インターネットで「寝違え」と検索すると、自分でできる治療法がたくさん出てくると思います。
実際にやってみると、効果がすぐに出る人もいれば、出ない人といるようで、全員に効果はでないようです。
ですが、良くなる事もあるので、試してみるのもいいと思います。
ただ、絶対にやって欲しくないことがひとつだけあります。
それは患部のマッサージや指圧です。
寝違えは、筋肉に傷がついている可能性があります。
傷口を揉んだり、押したり、ストレッチを掛けたりしますと、傷口は間違えなく広がります。
悪化して、首が全く動かなくなることもありますので、痛いからといって、患部を直接揉んだり、ストレッチしたりするのはやめましょう。
○東洋医学による寝違え
東洋医学のある本を見ますと、「大腸経と膀胱経が風寒の邪を受けることによって起こる」と載っており、症状の欄には、「両項が痛み、うつむいたり、仰いだりできない」と、載っています。
ここにある「風寒」というのは、「風寒の邪気」であり、「風邪(ふうじゃ)」と「寒邪(かんじゃ)」が混じりあったものをいいます。
例えば、エアコンの風や、自然界の冷たい風などをイメージして頂ければよろしいかと思います。
この冷たい風が、首や肩まわりに流れている経絡、大腸経(手陽明大腸経)と膀胱経(足太陽膀胱経)に入ることにより、寝違えの症状が起こるのです。
治療法は、大腸経(手陽明大腸経)と膀胱経(足太陽膀胱経)に入った「風寒」という邪を取り除くことになります。
鍼灸院・至では、こういった風邪や寒邪を体から取り除くツボに、「はり」や「お灸」で刺激をし、寝違えに対する施術をしています。
症状の度合いにもよりますが、1回の治療で良くなることもあります。
インターネットで調べると、腋窩神経のストレッチ方法や、ツボが記載されているホームページがたくさん見られます。
もし、自分で対処して良くならないようでしたら、ぜひ当院へお越しください。
寝違えは、自然に治ることが多いですが、慢性化すると頚椎症や頸椎ヘルニアに繋がる可能性がありますので、早めに施術を受けることをおすすめします。
鍼灸院・至
http://89-itaru.com
住所:神奈川県川崎市多摩区生田8-8-9
光シャンブル生田1F
TEL:044-322-8779
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